被災地小本小学校・中学校仮設校舎で始業式 

2012年1月19日 | カテゴリー:東日本大震災

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 1月19日(木)、岩泉町立小本小学校大牛内分校(児童10人)で、敷地内に建設していた小本小学校(太田勝浩校長、児童76人)と小本中学校(小野佳保校長、生徒38人)の応急仮設校舎が完成し、始業式が行われました。

 同校は東日本大震災の津波で被災し、約20キロ内陸部にある岩泉小学校と岩泉中学校を間借りしていました。

 今回完成した応急仮設校舎は、町内業者が木造で建てたもの。ペアガラスや断熱材で十分な耐寒性を確保しています。

 地域では、卓球の練習のために公民館を貸すこととしています。

 小本中学校の始業式では、「皆さんの学校が出来ました。この校舎の完成は、修学旅行で皆さんが国会議員に会って要望したこと、町長との意見交換会で思いを伝えた結果だと思う。町の人や地域の人など多くの人のお陰で実現したもの。感謝の気持ちを忘れないでほしい」という校長先生の言葉に、新たな生活の決意を固めていました。