岩泉町の森林資源

森林面積
 岩泉町の面積は99,290haあり、本州一広い町です。そのうち森林は93%の92,653haです


所有形態別森林面積
 町の森林の56%は個人や企業などが所有する私有林、34%は国が所有する国有林です。その他は県、町、大川財産区が所有する公有林です。


樹種別森林面積
 町の森林の大部分は天然広葉樹林です。かつては国有林等から家具や建築材に使われるようなクリなど大径の広葉樹も伐採されましたが、現在では紙パルプ用チップやシイタケ・木炭の原木用のコナラやミズナラなどの小径木が中心です。
 人工林はアカマツ、カラマツが中心で、昭和30〜40年代に広葉樹を伐採して植えた植林地が多くあります。


齢級別面積
 
人工林では7齢級(31〜35年生)をピークに6〜8齢級に集中しています。今後長期にわたり継続して木材生産を行うためには、植林を行うなど齢級の構成を平準化する必要がありますが、木材価格の低迷により植林面積が減少しています。

所有形態別森林面積

樹種別森林面積

民有林齢級別面積

岩泉町の林業・林産業

林業従事者
 
全就業人口のうち、林業に従事しているのは5.5%の331人で、年々減少していることに加え、高齢化が進んでいます。

素材(丸太)生産量
 町内では1年間に平均約13万m3の木材(素材)が伐採されています(推定)。
 約8割は広葉樹で、木材生産の中心となっています。


特用林産物
 町内では木材以外にもキノコや木炭など様々な林産物が生産されています。木材以外の林産物は特用林産物と呼ばれています。
 天然アカマツ林に生えるマツタケが有名なほか、シイタケ生産では日本一を目指しています。
 森林空間を立体的に利用し、林床でのワサビ栽培も盛んです。

産業部門別就業者数
岩泉町における素材生産量の推移
岩泉町における特用林産物生産量


森林認証の取り組み
● 森林認証とは
 森林保全が地球規模での課題となっています。森林認証は、適切に管理された森林からの製品を消費者が積極的に買うことで森を守る仕組みです。
 認証を受けた森林から伐採した木材や山菜、キノコ、木炭などの林産物は、他のものと混ざらないように管理し、認証マークを付けて販売します。認知度はまだ低いものの、環境にやさしい商品として通信販売などで認証品の人気が高まっています。
 森林管理者は、木材の伐採や植林など積極的に生産を行いながらも、自然環境を壊さない方法を選択していくことが求められます。どのような管理をしているか文書や記録で説明できることも大切です。
森林認証の仕組み
FSCの10の原則

● 岩泉町の取り組み
 総面積の93%を占める森林は、町の自然環境と産業の主要な基盤であり、環境と調和した森林管理を行ないつつ林業の振興を図ることが重要な課題です。永続的に豊かな森林を後世に引き継ぐと同時に林産物の付加価値を高めるため、町では町有林などのグループでFSC森林認証を取得しました。

岩泉町の取り組み
● 認証の概要
認証機関:ソイル・アソシエーション
認証番号:SA-FM/COC-1289
認証年月日:2003年9月9日
認証森林面積:5316.17ha(グループ認証)
          広葉樹64%
          アカマツ21%
          カラマツ13%
● 今後の取り組み
・ グループ認証森林面積の拡大を図り、町全体として森林管理のレベルアップに取り組みます。

・ 町内の木材関係業者等と連携を図り、地域内で認証の付加価値を高めることを目指します。

・ 認証森林を環境学習やレクリエーションの場として積極的に開放します。

・ 森林管理に関する情報を公開し、町民等の意見を可能な限り取り入れます。


酸素一番宣言
「酸素一番の町」宣言
岩泉町の森林の公益的機能評価額