記事番号: 1-688
公開日 2024年10月25日
8つの会計の決算を認定
令和5年度の一般会計と特別会計、企業会計の歳入歳出決算は、第3回町議会定例会に提案し、決算審査特別委員会の審査を経て、9月20日の本会議で全て認定されました。
一般会計の収支状況は、歳入が117億6,888万円、歳出が108億6,364万円で、差し引きで9億524万円。前年度からの繰越金や基金の増減を反映させた実質単年度収支では4,407万円の赤字でした。
前年度との比較では、歳入が10.2パーセント増の10億9,200万円、歳出は8.7パーセント増の8億6,719万円でした。
一般・特別会計・企業会計歳入歳出決算額
区分 | 歳入(収入) | 歳出(支出) | 差引 |
---|---|---|---|
一般会計 | 117億6,888万円 | 108億6,364万円 | 9億524万円 |
特別会計 国民健康保険 事業勘定 | 11億6,070万円 | 11億2,844万円 | 3,226万円 |
特別会計 国民健康保険 診療施設勘定 | 3,779万円 | 3,375万円 | 404万円 |
特別会計 後期高齢者医療 | 1億2,211万円 | 1億2,189万円 | 22万円 |
特別会計 介護保険 事業勘定 | 15億7,956万円 | 14億6,810万円 | 1億1,146万円 |
特別会計 介護保険 サービス事業勘定 | 1,170万円 | 1,121万円 | 49万円 |
特別会計 観光事業 | 2億309万円 | 1億9,239万円 | 1,070万円 |
特別会計 公共下水道事業 | 3億6,739万円 | 2億1,383万円 | 1億5,356万円 |
特別会計 大川財産区 | 406万円 | 397万円 | 9万円 |
企業会計 水道事業 収益的収支 | 4億3,188万円 | 4億836万円 | 2,352万円 |
企業会計 水道事業 資本的収支 | 2億5,665万円 | 5億151万円 | △2億4,486万円 |
企業会計について
- 企業会計とは、独立採算制を原則とする地方公営企業法の規定により設置している会計です。
- 収益的収支は、水道料金などの収入と、維持管理費や職員給与などの支出の収支です。
- 資本的収支は、企業債などの収入と、建設工事費や企業債の償還金などの支出の収支です。
歳入
自主財源は27.6%
一般会計の歳入の主な内訳は、地方交付税57億5,614万円(構成比48.9%)、国庫支出金10億7,872万円(9.2%)、繰入金10億3,059万円(8.8%)、町債9億1,180万円(7.8%)、町税7億4,407万円(6.3%)の順となっています。
また、町税などの自主財源は32億5,043万円(構成比27.6%)で、前年度より11億4,041万円の増、地方交付税などの依存財源は、85億1,845万円(72.4%)で、4,841万円の減となりました。
歳出
感染症の対策に3.5億円
台風災害対応に5.6億円
一般会計の歳出の主な目的別内訳は、総務費22億5,710万円(構成比20.8%)、公債費19億1,279万円(17.6%)、民生費18億5,898万円(17.1%)、土木費11億7,191万円(10.8%)、衛生費9億4,998万円(8.7%)の順となっています。
主な伸びは、災害復旧費102.8%、土木費37.9%、消防費22.0%、総務費18.7%などです。一方、減少したのは、商工費△19.6%、衛生費△4.9%などです。
性質別歳出の内訳は、補助費等が最も高く、19億2,395万円(17.7%)、次いで公債費19億1,279万円(17.6%)、人件費16億2,226万円(14.9%)、投資的経費(普通建設事業費・災害復旧事業費)14億9,417万円(構成比13.8%)、物件費11億5,225万円(10.6%)の順です。
なお、新型コロナウイルス感染症対策関連事業に要した経費は、3億5,350万円。また、平成28年台風第10号災害関連事業に要した経費は、5億6,451万円でした。
基金と町債残高
令和5年度末の8会計の貯金に当たる基金残高は、79億776万円でした。
借金に当たる町債残高は、137億1,178万円でしたが、町債には、返済した金額の一部が地方交付税として交付されるものがあり、その金額を差し引いた町が実際に負担すると見込まれる額は、34億6,757万円です。