記事番号: 1-1047
公開日 2025年12月10日
《今年6月に発行した獣害対策ポスター「いわいずみ獣害カレンダー」を公開》
町内向けに制作した「いわいずみ獣害カレンダー」ですが、多くの人に関心を持っていただき、鳥獣被害対策に役立てていただくとともに、動物たちと人の暮らしへの理解を深め、獣害やその対策、さらには人と野生動物の関係や身近な自然の豊かさについて考えていただくきっかけのひとつとしていきたいとの想いから、一般に公開することといたしました。
町内・町外・個人・法人・任意団体等を問わず、広く活用していただいてかまいませんが、本素材の無断転載、加工利用、商用利用、自作発言等を固く禁止します。ウェブサイト、SNS、ブログなどに掲載する場合は、ここからダウンロードするように本ページのリンクを張る方法でご紹介ください。
また、以下に取組概要を記載しておりますので、ぜひご一読ください。
〇取組みの経緯
野生鳥獣被害の深刻化は全国的な社会問題となっており、本町でも同様の状況にあることから、町はさまざまな対策を講じてきました。
対策の中心はこれまで個体数管理(有害鳥獣捕獲)でしたが、深刻化する問題に対して被害防除や生息地管理に取り組む必要性が高まり、大きな課題となっています。対策を進めるためには、住民一人ひとりの野生鳥獣被害への理解が必要であると考えます。
獣害対策ポスターは、住民に野生鳥獣被害への理解を深めていただく目的で、町といわいずみ猟友会が共同で制作しました。
いわいずみ猟友会は、会員が町から「町鳥獣被害対策実施隊員」として任命され、町内の有害捕獲事業を担ってきましたが、その活動での経験に加え、長年の狩猟活動で得た地域の野生鳥獣に関する知識を生かし、捕獲活動だけでなく啓発活動でもその知見を役立てたいとの意向があり、今回のポスターの制作に至りました。
〇ポスターの詳細・特色など
・ポスターは4100部制作し、2025年6月に町内全世帯・公共施設・学校・関係機関等に配布
・ポスターはA2サイズの両面印刷タイプ
・表面はフルカラーで岩泉町の季節の暮らしと野生動物(クマ、シカ、イノシシ)の様子を描く
・裏面はクマ、シカ、イノシシについて、具体的な生態や人のくらしへの影響、注意事項と防除方法な
どを一覧にまとめる
・老若男女が親しみやすく理解しやすいようにイラストを多用し、イラストはいわいずみ猟友会会員が
担当
・これまで町や猟友会が有害鳥獣捕獲事業を通じて得たマツタケ、ワサビ、ブルーベリー、山菜、家の
周りの木イチゴ類と動物の関係など地域に密着した情報に加え、猟友会ならではの地域の自然への理
解や動物たちの生態への知識をおりまぜ、身近な自然や野生動物について理解を深められるよう工夫
・それらをよりわかりやすくするため、季節(月)ごとにまとめ、「いわいずみ獣害カレンダー」とい
う名称で制作


