JR岩泉線に係る状況報告会を開催

2010年12月21日 | カテゴリー:ニュース

 12月21日(火)、町民会館で「JR岩泉線に係る状況報告会」が開催され、土砂崩落による脱線事故後、未だ復旧の目処が立たないJR岩泉線のこれまでの経過と今後の見通しについて県と町が説明しました。

 報告会には、岩泉線存続強化促進期成同盟会(会長:伊達勝身町長)の理事や会員をはじめ、約80人が参加し、活発な質疑が行われました。ここでは報告会での質疑と要望の一部を紹介します。

運行再開はあるのか?

Q:運休が長期化の様相を呈しているが、早期復旧を要望する中で、運行再開は「ある」と感じているか。

A:復旧するものとして取り組んでいる。JRは安全確認を優先し、土砂崩落災害原因検討委員会の結果が出 てからという構えである。

宇津野までの運行は?

Q:茂市から旧宇津野駅までに限った運行再開を先行させる考えはないか?

A:JRでは調査を要する類似箇所が宇津野以南にもあるため、茂市から宇津野までに区切った再開は考えていないようだ。

代替バスの座席が窮屈

Q:代替バスを利用しているが、座席が窮屈でとても疲れる。特にも高齢者などは大変なのではないか?もっと広い座席の車両を使えば疲れないと思うがどうか?

A:JRに町民の声として届け、要望していく。

さらなる運動展開望む

 岩泉線が守られてきたのは、強い町民の意思があったからだったと思う。赤字路線であるうえに危険となれば、岩泉線の存在はさらに危うくなる。今まで以上に力を込めて、気を緩めずに運動を展開していく必要がある。鉄道と道路、どちらが欠けても駄目。

町民が一人残らず、復旧の必要性を実感させる運動の展開を望む。