広報紙とホームページで募集した、岩泉町小本津波防災センターの愛称が次のとおり決定しました。応募総数 は407点。うち岩泉町内からの応募が77点、町外からの応募が330点です。
◆愛 称…おもと防災プラザ
◆採用…池永 一広さん(大阪府高槻市)
◆選定の経過…応募作品407点を、小本地域振興協議会の審査と小本地区全世帯の投票を経て選定しました。
◆表 彰…次の皆さんです
最優秀賞 「おもと防災プラザ」(池永 一広さん:大阪府高槻市)
入 選 「小本ねまっと館(がん)」(竹花 知紘さん:岩泉町小本)
入 選 「おもぽーと」(利光 澄子さん:大阪府大阪市)
入 選 「おーきにぃ小本」(杉山 淳子さん:岩泉町尼額)
▲岩泉町小本津波防災センターは、東日本大震災による津波で被災した小本地区の新たな防災拠点として27年12月23日に竣工しました。主な設備は、1階が役場小本支所と観光センター、2階は診療所と会議室、3階は調理室や一次避難所となる多目的室などです。三陸鉄道のホームとは2階の連絡通路で連結しています。
復興支援道路として岩手県が整備する国道340号押角峠工区の本格着工を受け、3月27日(日)、岩泉町民会館で整備促進住民大会を開催しました。岩泉町と宮古市から約500人が参加して、工事着手を喜ぶとともに、1日も早い完成を願いました。
▲「団結して早期完成への要望の声を上げ続けましょう」と呼び掛ける伊達勝身町長
▲岩泉町の、龍泉洞の龍ちゃん(写真上)と、宮古市の、サーモンくんとみやこちゃん(写真下)も工事の早期完成を応援に駆け付けました。
式典には約130人が出席。北田校長は「小さな学校だが、開拓者の精神を引き継ぐ子どもたちはダイナミックな活動を展開し、全て個性的で充実していた。地域の皆さんには(東日本大震災で)被災した本校児童を温かく迎えていただいた。この、県内唯一の分校であった大牛内の校長であったことを誇りに思います」とあいさつ。児童が別れの言葉を述べ、地域の皆さんへの感謝を込めて歌声を響かせると、涙ぐむ人の姿も見られました。
式典後には「躍進」の文字が刻まれた閉校記念碑を除幕しました。4月からは、3月4日に竣工した小本小学校に通学します。
新サイトになってからスマートフォンでは表示出来なくなっていましたが、スマートフォンでの表示に対応しました。
岩泉消防署の小林一彦署長と、岩泉町消防団の八重樫芳令団長が、3月22日(火)、岩泉高校(茂庭隆彦校長、生徒161人)を訪れて、消防団の役割などを高校生に伝えました。若い世代に消防団についての理解を深めてもらい、将来の団員数を確保することが目的です。岩泉町消防団は、定員617人に対して現在の団員数は534人です。
▼八重樫団長(写真中央)は消防団の役割と活動内容を説明。「地域住民の生命を守る活動であり、達成感と、人同士のつながりを得られます」
▼消防団員の身分と待遇を話す小林署長(写真中央)「将来、地域と家族を守ろうと思う人はぜひ加入してほしい」と呼びかけました。
3月20日(日)、岩泉町立中沢小学校(井口亘校長、児童5人)で卒業式が行われました。27年度の同校の卒業生は2人。保護者と地域の人たちが見守る中、旅立ちのときを迎えました。
▼地域の人たちによる生演奏で入場する卒業生
同校は、岩手県内で一番児童数の少ない小学校として27年度をスタート。卒業する2人は、最上級生として先頭に立ち、学校と地域を盛り立てるために頑張ってきました。
▼在校生3人と小学校での最後の演奏を披露
3月19日(土)、岩泉町立おもとこども園(前川みつえ園長、園児34人)で、こども園として初の卒園式が行われました。
▲27年度の卒園児は10人。卒園証書を立派に受け取りました。
岩泉町立小本保育園は東日本大震災の津波で被災。その後、園児は内陸の仮設園舎に通園していましたが、27年10月に幼保一体の認定こども園として新しい園舎でスタートを切りました。卒園児は、仮設園舎でも新園舎でも、年下の面倒を見たり行事を頑張ったりしてきました。
▲お別れの歌を合唱する卒園児
岩泉町立町立小本小学校(北田光志校長、児童54人)で、3月18日(金)、4日に竣工したばかりの新校舎で卒業式が行われました。
▼小本小学校17人、同校大牛内分校2人の卒業生が旅立ちを迎えました。
▼東日本大震災発生時は1年生だった卒業生。非常階段を駆け上がって避難したこと、岩泉小学校での間借り、仮設校舎での生活、地域のための特産品販売活動など6年間の思い出を全員で発表ました。
この様子が次のニュース番組で放映される予定です。
3月18日(金)午後6時15分~7時 岩手めんこいテレビ「mitみんなのニュース」 ※放映予定は変更になる場合があります。
3月16日(水)、岩泉町役場大会議室で自衛隊新入隊員激励会が行われました。28年度に入隊するのは有原将貴さん(18歳、大牛内)で、海上自衛隊に一般曹候補生として入隊します。関係者から激励の言葉を受け「使命を遂行するためがんばります」と誓いの言葉を述べました。
中居健一副町長にあいさつする有原さん。「国内をはじめ、世界的に復興復旧に協力したいと考えていました。それで、船は海外に行くことも多いので海上自衛隊を志願しました」と、志望動機を話していました。
3月14日(火)、岩泉町立岩泉中学校(田鎖敏昭校長、生徒138人)2年で奉仕委員会委員長の三上昇太さんと、書記の三上裕誠さんが、岩泉町教育委員会の三上潤教育長を訪れ「岩泉町で行っている募金と一緒に台湾に届けてほしい」と、2016台湾南部地震への募金2万円を手渡しました。
同校では、台湾での地震発生後「東日本大震災でお世話になった台湾へ恩返しをしよう」と、2月下旬から3月にかけて奉仕委員会を中心に募金活動に取り組みました。封筒を受け取った三上教育長は「皆さんの気持ちを確かに伝えることで、友好が深まると良い」と、生徒の善意に感謝しました。
岩泉町と台湾は、東日本大震災の際に台湾からの支援を受けたことから交流が始まりました。震災翌年からは毎年、海外研修事業として、岩泉町内生徒の台湾嘉儀県へ短期派遣しています。