明日の夜はいい子にしてないと・・・

2011年1月14日 | カテゴリー:情報

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 鬼の装束に身をまとって大声で家々を練り歩き、言うことを聞かない子供を戒め、同行する御祓い役がお札を配り家内安全・無病息災を祈願する小正月の伝統行事「なもみ」。今年も町内のいつくかの地区で行われることでしょう。

 なもみは、玄関や窓、壁をドンドン叩き、「泣ぐわらしはいねがー」、「言うこときかないわらしはいねがー」などと大声で叫びながら家々を回ります。なもみが家に入って「泣ぐわらしはいねがー」と叫ぶとほとんどの場合に子供たちは泣き出します。そして、なもみは泣いている子供に、これからはいたずらをしないで親の言うことを聞くように約束させます。

 「言うこと聞かないわらしはいねがー」、「悪いわらしは連れでぐぞー」となもみが言った場合に、泣いている子供が助けを求めているのを見計らって「そんなに悪いわらしではないから連れて行かないで」とか、「言うことを聞くと約束してるから許してあげてくれ」などとなもみをなだめ、酒を飲ませたりして帰すのが親(家主)の役割になっています。そして、子供はそういう親をみて尊敬の念を抱くという暗黙の了解があるのです。

 ほら、そこのきみ、冬休みの宿題は終わりましたか・・・?