岩泉町の積雪記録

2011年2月1日 | カテゴリー:ニュース

 岩手百科事典(岩手放送発行)によると、岩手県内の積雪記録は、昭和38年(1963年)旧松尾鉱山470cm、昭和49年(1974年)湯田町368cm、昭和20年(1945年)沢内村340cm。

 沿岸部ではこれほどの記録はないのですが、春先に雪が多く昭和19年(1944年)に岩泉町と山形村でともに165cmの積雪が記録されています。

 同年3月12日、岩泉町と隣接する宮古市の積雪は101センチを記録。午前8時7分、豪雪の中、蒸気機関車C58283に牽引された貨物列車(盛岡発宮古行)が平津戸と川内の間にある小滝鉄橋で脱線し、閉伊川に転落しました。瀕死の重傷を負った機関士は、軽傷の機関助手に事故の報告を指示。猛吹雪の中、彼は平津戸駅に救助を求めました。加藤機関士は救助隊の到着を見届けて亡くなりました。この事故は映画「大いなる旅路」のモデルとなりました。