12月23日（水）、岩泉町小本地区の新たな防災拠点になる「小本津波防災センター」の竣工式が、同施設で行われました。式典には関係者約90人が出席。伊達勝身町長は「東日本大震災の津波で小本地区の公共施設は大きな被害を受け、使えなくなった。そういったことから、何かあったときにはここに集まり助け合う施設に、という思いを込めた。皆さんがここを利活用して欲しい」とあいさつしました。

事業経過報告と、主催者、来賓あいさつ後は正面玄関前に場所を移し、テープカットと餅まきでセンターの完成を祝いました。

同センターは鉄骨鉄筋コンクリート造り３階建てで三陸鉄道の駅前に位置しています。１階に役場小本支所と物販コーナー、切符売り場、２階は診療所、会議室、３階は一次避難所となる多目的室などが主な設備です。

三陸鉄道のホームとは２階の連絡通路で連結しています。同日は、三陸鉄道小本駅が「岩泉小本駅」に名称変更されたことから、看板除幕式を行い、列車の乗客に記念のタオルを配りました。

三陸鉄道キャラクター「さんてつくん」と、岩泉町龍泉洞のキャラクター「龍泉洞の龍ちゃん」もお祝いにホームに駆け付けました。