岩手県「食の匠」新規認定
12月5日、盛岡の「プラザおでって」にて、平成28年度岩手県「食の匠」の認定証書交付式・交流会が開催され
宮古地域から推薦された、岩泉町の田屋礼子さんを含む8名の方の認定証書の交付と認定料理の御振る舞いが行われました。
岩手県では、地域の食文化や郷土料理等に関する知識・技術を受け継ぎ、
その情報発信と次代への伝承が出来る者を「食の匠」として認定を行っています。
この制度は平成8年度に始まり、平成28年度までで全県で259の個人・団体が認定されています。
今回田屋さんが認定を受けた料理は「じゅうねもち」です。
田屋さんは、地域の伝統食として受け継いできた「じゅうねもち」を作成する優れた技術を持ち、
ご自身で生産したじゅうねや味噌、すまし(味噌を煮とかしたもの)を使います。
田屋さんは、「いつも昔から食べていたもの。まだまだ勉強不足のところもありますが、じゅうねもちを絶やさずに広めていくためにも頑張っていきたいです。」と抱負を語っていました。
交流会で試食された方からは、「小麦のもちなのに冷めてもとても柔らかい」、「健康にも良さそう」、「帰ってから作りたい」といった声があり、大変好評でした。
宮古地方では、平成14年から「宮古地方食の匠の会」を結成しており、
公開講座などの技術の伝承活動を活発に行っております。会員は、田屋さんの認定を受けて、26名となり、これからのますますの活躍が期待されます。