しぶたみ啄木会、二升石小学校で西塔幸子の足跡を探る
盛岡市のしぶたみ啄木会の22人は9月19日、町立二升石小学校(石川耕司校長・児童12人)を訪れ、女啄木と呼ばれた歌人の西塔幸子(さいとうこうこ)の足跡を探りました。
西塔幸子は、故郷への思いや生活苦を詠った啄木に通じる作風で知られ、大正から昭和初期の岩手歌壇で活躍した歌人です。
県内の小学校で教壇に立ちながら、約1千首を残しました。岩泉町の二升石小学校には昭和2年に赴任し、4年間勤務しました。
しぶたみ啄木会の皆さんは、小学校に建立されている歌碑を熱心に見つめていました。
石川啄木記念館の館長も務める森義真さんは「西塔幸子の碑を守っていただきたい」と願っていました。