

岩泉町小本から早坂峠を越えて盛岡市へと通じる道筋が、「旧小本街道」と呼ばれていた塩の道。 11あったといわれている岩手県にかかる街道のひとつです。この道は、沿岸北部と盛岡など内陸を結ぶ、重要な物流・交易の道で、季節によっては1日に60~70頭もの牛が往来したといわれています。
沿岸からは、塩や海産物、鉄などを運び、盛岡などでコメ、アワ、ヒエ、マメなどの穀類や雑貨と交換されました。特に塩はその中心で、「塩1升、コメ1升」で交換されたといわれています。
写真は早坂峠の石碑。(早坂峠は現在は冬期通行止めとなっています)